CSCL(Computer Supported Cooperative Learning)
http://www.blwisdom.com/word/key/000889.html
コンピュータを利用した共同学習・協働学習・協調学習のこと。ビジネス分野で使われるCSCW(Computer Supported Cooperative Work)に準じて、このように呼ばれる。共同性・状況性を重視した最近の学習理論とネットワークテクノロジーの発展がその背景にある。電子メールやWWWといった既成のネットワークメディアを利用した学習活動をはじめ、学習者の共同作業を支援する新たなシステムの開発が行われている。
注目されている協働学習は、現在いろいろなソフトウェアの開発によって、教育現場でも試行されている。ところが、学生たちに、協働学習をした経験がないために、なかなか使いこなせない。
ビジネスの世界では、CSCWとして、協働プロジェクトなどで、ネットワークを使っての協働作業は、日常的になっている。
小学校の段階では、コンピュータを使わないところでの、協働学習の方法を考えた授業を実践する。
6年生の環境調べは、「大気汚染」「オゾン層破壊」「エコロジー」「水質汚濁」などテーマ毎、グループに分かれての活動を行う。
フェーズ1:マインドマップの作成…テーマから拡がるグループ員のキーワードの作成
フェーズ2:カテゴリーの作成…キーワードをカテゴリーで分類
フェーズ3:調べる方法の検討…書籍・インターネット・インタビュー・新聞・テレビなどメディアの列挙と役割分担
フェーズ4:活動計画書の作成…いつ、何を、だれが、どのように、行うか
フェーズ5:活動と報告…グループ内での活動と報告はいつもセットにして、活動のあとで、必ず報告会を行う
フェーズ6:報告書の作成…ここで重要なのは、調べた方法の検証を行うこと、更に調べた結果をテキストとイメージ画での整理すること
協働学習は、このフェーズ5と6の繰り返し
フェーズ7:最終レポートの作成…報告書の整理をカテゴリ毎に行い、分担を決めて最終レポート制作をする
協働学習のポイントは、情報収集、情報共有、情報交換、情報整理、情報破棄の活動の繰り返しである。