ニンテンドー「あのね」は,携帯電話を使った事前開発調査から,DSでの製品化がされ,この8月に販売開始になった.
携帯電話でサービスとしてやっていた動画,およびサービス内容が閲覧できる.
製品については,最新DSi(カメラ付きDS)が必要.
コミュニケーション障害への支援として,今後,DSやiPodsなどのモバイル端末を利用したツールの開発が注目される.インターネット上の素材を利用したPECS,例えば,ネット上の図鑑を利用して,モバイル(携帯電話/iPod/DS/PSP)から,子どもたちが簡単に使えるものも可能性として考えられる.(現在プロトタイプ試行中)
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/
そこでは,障害児が,アイテム(情報)にアクセスするための方法や手順に工夫ことが必要である.モバイルやPCなどから,課題遂行していくとき,クリック操作から,次の画面に進めるとき,どういう画面構成がいいのか.わかりやすいのか,さらに,情報の表現要素として,音声,テキスト,画像をどう組み合わせたら,いいのかという課題が見え,ユニバーサルデザインとしての研究が必須になる.
□Proloquo2goの画面構成は,自閉症児に,わかるか?
http://www.youtube.com/watch?v=yHP5P0EWe4g&feature=related
現在,進めているProloquo2goの動作テストと調査は,こうしたPECSのモバイル版が,実際に障害のある人たちにとっての有効性を検証している.(現時点では,健常者への調査の段階)
その過程では,例えば,自閉症の人が,操作画面において,何に注視するかということも,デザインを考えていく上で,重要なデザインファクターになる.
今後の研究では,
Phase.1 既成の障害児のための製品から,画面構成などのユニバーサルデザイン,障害児の認知処理についての研究
Phase.2 プロトタイプの試作
Phase.3 プロトタイプの評価テスト
Proloquo2goの日本語版開発については,現在,英語版の動作確認のテスト中.
http://www.proloquo2go.com/
ほか参考サイト
http://www.converseapp.com/