モバイルによる学習支援のあり方の研究では,まず,コミュニケーション障害のためのAACについて,先行研究,既成の製品の調査からはじまる.
現在,通常学校における学習支援としてのモバイル端末の利用は,まだほとんどない.特別支援教育におけるモバイル端末の利用では,特にコミュニケーション障害をもつ児童・生徒への支援に利用されている.
【携帯電話】
○Picon on Web
信州大学/ドコモ共同開発
WWWを用いた図形シンボル会話エイド
-携帯電話におけるJavaアプリケーションの開発-
信州大学大学院 金田悟
WWWを用いた言語障害者用図形シンボル会話エイドの開発
-本格的な運用サービスの開始とユーザビリティの向上-
信州大学大学院 津田明宏
【DS】
○あのね♪DS
任天堂
【iPhone】
○あきちゃんの魔法のポケット
東京大学/ソフトバンク
ほか
○モバイル型遠隔情報保障システム
筑波技術大学/ソフトバンクモバイル/長野サマライズ・センター/群馬大学/東京大学
モバイル端末のそれぞれの機能や特性が,児童・生徒の発達段階や障害種別によるコミュニケーション指導との効果を検証していく.さらに,インターネット通信を利用した接続環境の中で、通信技術が子どもたちのコミュニケーションの育成にどのような効果,影響があるかを比較検証していく.